【2021年】不妊治療の助成拡充で変わったことまとめ

2021年1月から、不妊治療の助成金が拡充されました。

この記事では、具体的に何が変わったのか?についてまとめています。

主な変更点

  • 所得制限の廃止
  • 助成金の上限アップ
  • 助成回数の上限リセット

所得制限の廃止

これまでは助成金の申請ができる申請者の所得制限が決まっており、前年の夫婦合算の所得額が730万円未満(※)の夫婦が対象でした

夫婦共働きの家庭ではこの条件に引っかかって助成対象外となっていた方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。

2021年1月からはこの所得制限がなくなりました

助成金の上限アップ

これまでは、最初の1回目の助成金の上限は30万円でしたが、2回目以降は15万円と上限が下がってしまっていました。

このため、1回目の不妊治療でうまくいかず、2回目にトライしたくても経済的負担が大きいため諦めざるを得ない夫婦の方もいらっしゃったと思います。

拡充後は2回目以降も上限が30万円まで助成されるようになり、経済的負担もかなり軽くなります。

助成回数のリセット

これまでは助成回数の上限は1生涯で6回までと決まっていました。

しかし拡充後は1子ごとに助成回数がリセットされるようになり、第2子、第3子の時も最大6回まで申請が可能になりました。

まとめ

表でまとめると以下のようになります。

変更前
(2020年12月31日までに終了している治療)

変更後
(2021年1月1日以降に終了した治療)
所得制限
730万円未満(夫婦合算の所得)
制限なし
助成額
1回15万円(初回のみ30万円)
1回30万円
助成回数
生涯で通算6回まで
(40歳以上43歳未満は3回)
1子ごと6回まで
(40歳以上43歳未満は1子ごと3回)

 最後に

以上のように、助成制度の申請条件や助成金がかなり拡充され、

不妊治療に頑張る夫婦の経済的負担を軽減させてくれるようになりました。

そしてさらに、2022年には不妊治療が健康保険の適用対象になるらしいです。

これらの情報が、これから妊活を始めようとしている、または今まさに妊活をしているご夫婦の助けになることを願っています。


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