日々の生活費の節約術として、スマホを大手キャリアから格安SIMに乗り換える方が増えています。
この記事では、格安SIMに乗り換える前に知っておきたい基礎知識をまとめます。
乗り換えた後に「失敗した。。」と思わないためにも、メリットだけでなくデメリットもきっちりと押さえておきましょう。
SIMカードとは
普段みなさんが利用しているスマートフォンには、SIMカードというチップが内蔵されています。
SIMカードには、携帯の電話番号や、キャリアメールの情報など、利用者であるみなさんの個人情報が登録されています。
このSIMカードは購入した携帯会社が発行しているので、携帯会社がauならauのSIMカードが、docomoならdocomoのSIMカードが入っているということですね。
格安SIMとは
これまでのスマホ事情は、auやdocomo、ソフトバンクなどの大手キャリアで契約するのが当たり前でした。
格安SIMというのは、auやdocomo、ソフトバンクなどの大手キャリア以外の会社が発行しているSIMカードのことで、現在では楽天モバイルやY!mobileなど、他にもたくさんの会社がサービスを提供しています。
通常の大手キャリアのスマホでは、利用料は月額8,000円以上にもなりますが、格安SIMを利用した場合、これが月額3,000円以下に抑えることも可能になります。（毎月5,000円の節約！）
格安SIMが安い理由
大手キャリアの場合、キャリアメール（@ezweb.ne.jp、@docomo.ne.jpなどの携帯会社独自のドメインのメールアドレス）が利用できたり、独自のサポートサービスが受けれたりと、とても手厚いサービスがついています。（その分、高い）
一方格安SIMでは、上記のような手厚いサポートを全て取り払い、インターネット回線など、必要最低限のサービスのみを提供することで、大手キャリアのスマホよりも格段に安い利用料を実現しています。
格安SIMのデメリット
格安SIMのメリットは利用料が格段に安くなること、です。ではデメリットは？
もちろん格安SIMにはデメリットもあります。そのためデメリットについても把握し、自分でそのデメリットを許容できるのかどうかをしっかりと考えた上で乗り換えを検討する必要があります。
デメリット① キャリアメールが使えない
大手キャリアでスマホを利用している場合、その携帯会社のメールアドレス（@ezweb.ne.jp、@docomo.ne.jpなど）を利用できます。
格安SIMに乗り換えた場合、このメールアドレスは利用できなくなります。（携帯をauからdocomoに乗り換えたときに@ezweb.ne.jpが使えなくなるのと同じです）
しかし、今ではyahooメールやGメールなどの無料のメールサービスが簡単に利用できるので、そこまでハードルは高くないかと思います。（メンバー登録しているサービスのメアド変更や、友人へのメアド変更の連絡などの手間はありますが）
デメリット② 通信速度が遅くなる
格安SIMでは、大手キャリアの通信設備をレンタルして利用しています。そのため、格安SIMにすると電波が届かなくなる、通信の品質が落ちる、といったことはありません。
ただし、通信回線が大手キャリアと比べると細いため、インターネットがよく利用される時間帯に通信速度が遅くなることはあります。
そのため、スマホで動画をよく見る方やTV電話を利用する方などは不都合があるかもしれませんが、メールやLINEを利用するくらいであればほとんど影響はないと思って大丈夫です。
しかも、一般的には家にWIFI環境があると思うので、WIFI接続して動画を見ればこれまでと何ら変わりありません。
デメリット③ 通話料金が高くなる
一般的にスマホで電話した場合、30秒ごとに22円の通話料金がかかります。
これ自体は大手キャリアでも格安SIMでも変わりはありませんが、大手キャリアでは「カケホーダイ」や、「家族間通話無料」などのオプションがついているため、格安SIMは通話料が割高になると言われています。
しかし、最近では格安SIMでも「最初の10分間無料」のプランや「24時間通話無料」のプランが出てきていて、大手キャリアと大きな差は無くなっています。
結論
結論として、格安SIMへの乗り換えは、通信速度やキャリアメールの切り替えで多少の手間は発生しますが、月々5,000円以上も節約できることを考えると「やるべき」と判断できます。
ただし、家族割引などを利用している場合は、自分が解約してしまうことで家族に対する割引が効かなくなってしまう、といった影響は出てくることが考えられるので、確認してみたほうがいいでしょう。
コメント