投資の世界でよく聞くこの「ドルコスト平均法」ですが、実際どういうものなのか?
「投資の初心者にオススメな低リスクの投資方法」という話をよく聞きますが、本当なのか?
今回はドルコスト平均法についてなるべくわかりやすく解説していきます。
一般的な投資のイメージ
一般的な投資のイメージというのは、今後値上がりしそうな金融商品を安く購入して、価格が上がったタイミングで高く売却することで利益を得るイメージですよね。
しかしこれだと、値上がりしそうな金融商品を見極めるテクニックが必要です。
しかも予想がはずれて価格が下がってしまった場合には、逆に損をしてしまうというリスクもあります。
こういったイメージから、投資を始めるのをためらっている方は多いのではないでしょうか。しかし、ドルコスト平均法を利用することで、初心者でもこういったリスクを極力下げることができるのです。
ドルコスト平均法とは
ドルコスト平均法とは、ズバリ「常に一定の金額で、定期的に買い続ける手法」のことです。
例えば、「月に1回、〇〇の金融商品を1,000円分だけ購入する」という感じです。
毎月同じ金額を購入するだけなので、特に専門的な知識や経験がなくても、貯金する感覚でコツコツ投資することができますよね。
では、なぜこれだけでリスクを下げて投資することができるのでしょうか?
まずは、ドルコスト平均法のポイントについて次のパートで説明していきます。
ドルコスト平均法のポイント
ドルコスト平均法のポイントについて株の購入を例をあげて説明します。
例えば、購入対象の株の価格が毎月以下のグラフのように変動したとしましょう。
毎月1,000円分の株を購入する場合だと、
1月は株が1口500円なので2口購入できます。それに対し、4月は価格が上がり、1口2,000円だったため、0.5口しか購入できません。
つまり、価格が安くなっている時はたくさん購入し、逆に価格が高くなっている時は少なめに購入する。これがドルコスト平均法のポイントです。
このポイントを押さえることで、投資のリスクを下げることができるのです。
次のパートで投資のリスクについて説明します。
ドルコスト平均法が低リスクの理由
投資で儲けるときの成功パターンってどんなケースを想像しますか?
「価格が安いときに大量に購入して、価格が高い時には買わない」ですよね。
では逆に、失敗パターンとはどんなケースでしょうか。
逆なので「価格が安いときに買わず、価格が高くなってから大量に購入してしまった」ですよね。
つまり、ドルコスト平均法というのはこの折衷案なんですね。
成功パターンで大儲けする可能性を下げるかわりに、失敗パターンで大損するリスクも下げているのです。
ドルコスト平均法は長期的な投資
購入した金融商品は、購入時よりも価格が高くなっているタイミングで売却できれば、その差分だけ利益を得ることができます。逆に購入時よりも安いときに売却してしまうと損をしてしまいます。
当然ですが、短期間よりも長期間の方が、この「価格が高くなっているタイミング」に出会える機会が増えますよね。
ドルコスト平均法は、長期間投資を継続することで、コツコツと金融商品を購入しつつ、高値で売却できる機会を増やすことで安定的に利益を得ることができる手法なのです。
よって、ドルコスト平均法で投資を行う場合は、期間が長いほど利益が出る可能性が高いと言われています。
まとめ
さいごに、ドルコスト平均法が初心者にオススメできる理由をまとめておきます。
- 定額制なので、投資の経験や知識がなくても始めやすい
- 毎月コツコツ貯金する感覚で投資ができる
- 長期間継続することで、元本割れのリスクを軽減できる
いかがでしたでしょうか。
この記事を見て少しでも投資に興味を持たれた方、この機会に投資の世界にチャレンジしてみてはどうでしょうか。
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