積み立てNISAがおすすめな3つの理由

投資

投資について調べるとおすすめとしてよく名前が出てくる「つみたてNISA」。

実際のところどういいの?リスクはないの?という疑問をお持ちの方のために、つみたてNISAのメリット・デメリットを解説します。

つみたてNISAとは(NISAとの違い)

NISAやつみたてNISAを簡単に説明すると、金融機関(銀行など)に投資用の口座を作り、そこにお金を預けることで、そのお金を使って投資のプロが投資でお金を増やしてくれるサービスです。

投資に関する知識がない人でも、簡単に投資を始めることができるため人気が出ています。

NISA

NISAとは、国(金融庁)が導入した非課税の投資制度です。

通常、株などの投資で利益が出た場合、約20%の税金がかかります。
しかし、NISAの場合は1年あたり120万円までは税金が免除される仕組みになっています。

現役世代を中心とした一般の人に安定的に資産を形成してもらいたいという想いからできた制度ですが、要は年金には期待できないから老後の蓄えは自分たちで投資とかで資産を作っておいてね、ということです。

つみたてNISA

一方、つみたてNISAとは、2018年1月からスタートした積立投資専用のNISAのことです。
つみたて専用なので、NISAとは違い、少額からコツコツと投資することができます。

つみたてNISAを始める金融機関によって異なりますが、最小で月100円から投資できます。
始めた後で金額を変更することも、もちろんできます。

NISAとつみたてNISAの違い

NISAとつみたてNISAの違いは、投資できる金額の大きさと、税金免除の期間の長さです。

NISAつみたてNISA
非課税期間5年20年
年間投資上限額120万円40万円
投資方法随時
(好きなタイミング)
定期
(自動引き落とし)

このように、NISAに比べ、つみたてNISAは免税の上限額は低いかわりに、20年もの間、非課税の恩恵を受けることができるため、長期的な投資に向いています。

つみたてNISAがオススメな理由

さて、これまでの説明でなんとなくわかった方もいると思いますが、改めてつみたてNISAがオススメな3つの理由をまとめます。

理由1:少額からコツコツ投資ができる

一般的な投資と違い、つみたてNISAは100円という少額からコツコツ投資ができるため、投資に慣れていなくて不安な方でも、安心して投資を始めることができます。

また、クレジットカードや口座引き落としのため、自分で投資タイミングを見極める必要もなく、銀行に定期預金を預ける感覚で投資できます。

理由2:長期間の免税期間

つみたてNISAを利用した場合、20年間もの間、投資で得た利益をそのまま丸ごともらうことができます。最大40万円の投資までという上限はありますが、例えば月33,333円のつみたてまでは税金が一切かからないことになります。

例えば、1年あたり上限ギリギリの40万円を20年間積み立てたとして、20年間で800万円の投資になります。この800万円が20年後に1,200万円に増えたと仮定しましょう。

この場合、+400万円の利益になるため、通常であれば約20%の80万円を税金として納めなければなりません。しかし、つみたてNISAの場合は、この80万円の税金を収めなくても良いということです。

理由3:リスクは比較的小さい

つみたてNISAの投資は、一般的に「ドルコスト法」と呼ばれる投資方式を採用しています。
ドルコスト法とは、常に価格が変動する金融商品(例えば株)を、常に一定の金額で、かつ長期的に買い続ける方式です。

要は、株が高くなっているときは少しだけ購入し、逆に安くなているときは多めに購入する。
これを長期的に続ければ続けるほど、損するリスクが小さくなっていく、という初心者にオススメの投資方法です。(ドルコスト法については別の記事で詳しく解説します)

投資では元本割れのリスクが常につきまといますが、ドルコスト法で長期的な投資をすることでこのリスクを最小限に抑えることができます。

さいごに

投資は少なからずリスクがあり、国が推奨しているつみたてNISAであっても、もちろんリスクは0ではありません

しかし、それをいうと銀行や、生命保険会社も潰れてしまう可能性は0ではありません。
将来の資産形成に漠然とした不安を抱いている方にとって、この機会に少額から投資の世界に足を踏み入れ、将来の資産形成について真剣に考えるいいきっかけになれば幸いです。

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